予防歯科

PREVENTIVE DENTISTRY

About Preventive Dentistry

予防歯科について

健康な状態を維持するために
歯科医院へ通うこと

予防歯科では歯が悪くなってから治療するのではなく、健康な状態を維持するために歯科医院へ通うことを目的としています。実際に、予防歯科の意識が高いスウェーデンでは、80歳時点の平均残存歯数が日本の約3倍という報告もされています。
日本でも1989年から、厚生省と日本歯科医師会による「8020運動(80歳で20本以上の歯を残そうという運動)」が進められてきましたが、歯の大切さに気づくのは多くの場合、むし歯や歯周病が進行し、治療が必要になってからです。40代、50代になって「もっと早くケアしていればよかった」と感じる方も少なくありません。
歯を守るためには、自宅での歯磨きやフロスといったセルフケアに加えて、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアを継続的に取り入れることが大切です。ご自身では落としきれない歯石や着色を取り除くだけでなく、小さな変化やトラブルを早期に発見・対処することが、将来的な大きな治療を避けることにつながります。トラブルがない方も歯医者での定期メインテナンスを習慣にしていきましょう。

Self-care

ご自身で行う
セルフケア

毎日の歯磨き

毎日の歯磨きは、予防歯科の基本となる大切な習慣です。しかし、どれだけ丁寧にみがいているつもりでも、歯と歯の間や奥歯の奥など、どうしても磨き残しが出てしまうことがあります。逆に、汚れを落とそうと力を入れすぎることで、歯ぐきを傷つけてしまっているケースも少なくありません。
当院では、患者さま一人ひとりの歯並びやお悩みに合わせて、正しいブラッシング方法や歯ブラシの選び方をご案内しています。「自分の歯磨きが正しくできているか不安」など、日々のケアで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

歯間ブラシ・歯間フロス

歯間ブラシやフロスは、歯ブラシでは届かない部分の磨き残しを防ぐのに役立ちます。グッズの選び方もアドバイスいたしますので、ご相談ください。

マウスウォッシュ

洗口液とも呼ばれ、口に含んですすぐことにより、歯磨きだけでは落としきれない汚れや細菌を洗い流し、口の中を清潔に保ちます。口臭予防や、虫歯や歯周病などの予防に効果的です。

Professional Dental Care

歯科医院で行う
プロフェッショナルケア

PMTC

PMTCとは、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具や薬剤を使って、日常の歯磨きでは取りきれない汚れを徹底的に清掃するプロフェッショナルケアです。歯と歯の間や歯ぐきとの境目など、磨き残しが出やすい部分までしっかりクリーニングを行い、虫歯や歯周病のリスクを軽減します。
使用する薬剤にはフッ素などの歯質を強化する成分が含まれており、施術後は歯の表面がなめらかになり、汚れがつきにくい状態になります。歯垢や歯石の除去に加えて、コーヒーや紅茶による軽い着色汚れも落ちるため、歯本来の自然な白さがよみがえるのも特徴です。

歯石の除去(スケーリング)

歯石は歯周病の大きな原因のひとつですが、いったん固まってしまった歯石は、毎日の歯磨きでは取り除くことができません。そのため、歯科医院で専門の器具を用いた処置が必要になります。
「スケーラー」と呼ばれる専用の器具を使い、歯の表面に付着した歯石を丁寧に除去していきます。汚れが歯ぐきの奥深くに入り込んでいる場合には、「ルートプレーニング」という方法で歯の根の表面までしっかりと清掃を行い、炎症の原因を取り除きます。歯石除去は、歯周病予防や口臭予防にも効果的です。

口腔内チェック

お口の健康を守るためには、まず現在の状態を正確に知ることが大切です。当院では、虫歯や歯周病の有無、噛み合わせの状態、歯ぐきの腫れや出血、歯のぐらつき、歯周ポケットの深さなどを丁寧にチェックし、お口全体の健康状態を把握します。

診療案内